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ストレージの自動階層化

より洗練された性能をコスト効率良く実現

企業のデータ量が急増し続けるため、データ保存用ドライブをSSDのみに頼ると、高額な投資が必要になる可能性がありますが、その一方で、HDDのみの構成では性能要件を満たせないことが度々あります。自動ストレージ階層化(自動階層化)は、より洗練されたソリューション、すなわち、性能を必要とするデータへの素早いアクセスと長期間にわたるストレージコストの最適化を提供します。


自動階層化とは?

自動階層化は、アクセス頻度と性能要件に基づいて、データを最適なタイプのドライブに自動的に配置するデータサービス機能です。下図は、データがどのように異なる階層に割り振られるかを表しています。

  • 階層0は、アクセス頻度が最も多い、要求の高い「ホット」データがSSD上で処理されます。
  • 階層1は、それほどアクセスされない「ウォーム」データが、大容量のSAS HDD上に保存されます。
  • 階層2は、ほとんどアクセスされない「コールド」データがコスト効率の良いSATA HDD上に保存されます。
Automated Storage Tiering

Infortrendの自動階層化の利点

  • 性能とコストを最適化: 異なるストレージ階層間でのデータ配置の知的な最適化によって、オールフラッシュにちかい性能を発揮しながらストレージ価格を削減できます。
  • データ管理の簡素化: 自動階層化は、使い易いGUI上で数クリックするだけなので、アクティベートに5分しかかかりません。一旦利用可能になれば、システムの知的なアルゴリズムがデータの配置と移行を自動的に処理します — 追加の手動操作は必要ありません。
  • 運用への影響なし*: データ移行は、ユーザーの設定した就業時間外に行われ、I/Oへの影響を最小に抑え、サービスの停止を回避します。
: EonStor GS 3000U/3000UT/4000U/5000U U.2 NVMe SSDおよびGS 3000 G3/4000 G3/5000 SAS HDD modelsでのみ利用可能

適用業務

自動階層化は、大規模なデータを処理し、一定期間活発にファイルが使われ、その後たまにしかアクセスされないような定型のアクセスパターンを持つ業務に最適です。HDDだけの構成と比べて、ハイブリッドストレージの自動階層化は、大幅な性能向上が得られます*:

  • 企業規模のファイル共有: アクセス頻度の高いファイルへのアクセスが350%高速
  • メディア&エンターテイメント: レンダリングとVFX工程で600%性能向上
  • 健康管理向け画像: 診断画像へのアクセスが400%高速
  • 製造検査: 製造工程におけるAOI(自動光学検査)画像とビデオへのアクセスと解析がより高速
: EonStor GS 3040 G3を2種類の構成で性能の調査を行った結果: HDD 28台 + SSD 12台(自動階層化)と HDD 40台

サポートされるストレージソリューション

Infortrend自動階層化は、以下のストレージファミリーで利用可能です:

  • EonStor GS ユニファイドストレージ: 様々な業務にわたってコストを最適化しながら最高レベルの性能を実現する、多様なモデルとフォームファクターのラインナップを提供します。
  • EonStor CS スケールアウト NAS: 大規模なファイルレベルの業務をこなし、極めて高い拡張性が必要な場合、最適です。
  • EonStor DS SAN ストレージ: ブロックレベルアプリケーション用に設計され、性能重視の環境に最適なIOPSと低レイテンシを保証します。
EonStor GS/CS/DS Products

自動階層化とSSDキャッシュ

自動階層化は、大規模データと定型のアクセスパターンを持つ業務のために設計され、「ホット」データは、高速に処理できるようSSDに保存されます。一方、SSDキャッシュは、瞬間的なアクセス増加や高いIOPS要件を持った業務のように小規模データに短期間アクセスを加速する必要がある場合適しています。

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